2021.07.21

旅の目的別情報, 旅の達人

通所介護施設向け日帰り旅行実施マニュアル - バスセレクト

利用者さんから「桜を見に行きたい。」「紅葉を見に行きたい」という声、
よく聞きませんか?
企画したいけど、普段の業務で精一杯だからごめんなさい!と思いますよね。

ですが、介護旅行の実施が
施設運営に良い影響を与えることをご存知でしょうか。

・新規利用者の獲得
・サービス利用の継続
介護旅行は、これらを解決する可能性があります!

介護施設に入所、通われている約4割の方が
旅行に行きたい!と感じています。
しかし、体力や歩行に自信がない為、外出への不安を理由に旅行を諦めている。
というアンケート結果があります。

旅行にいける介護施設は、魅力的な存在なのです。

最近では外出や旅行サービスを強みにした介護施設がでてきたり
施設利用者の確保に試行錯誤しています。
ですが、旅行を実施する上での懸念点があることも事実です。

【4つの懸念点】
・施設スタッフの不足
・同行スタッフの負担
・旅行代金の集金
・参加者が集まるか不安

これらの解決策を定期的に日帰り旅行を実施している
通所介護施設の施設長Oさんに、ご紹介していただきます。

施設スタッフの不足

平日だと通所介護の運営があるため、スタッフの調整が難しいですが
休業日の土日に実施すれば運営に影響が少なくすみます。

同行スタッフの負担

同行するスタッフの負担を減らすなら
介護資格を保有するバスガイド・運転手がいる会社に依頼すると、
簡単な介助のサポートをしてくれます

その他には1日ではなく半日のスケジュールにすること。
1日スケジュールの旅行(観光2箇所+昼食)の場合、
昼食が終わった頃には、ほとんどの方がお疲れのご様子だったので
参加者(利用者)の体力を考えても半日が望ましいです。

旅行代金の集金

旅行代金の徴収は手間がかかります。金銭管理を避けたい場合は、
参加者が旅行会社に直接支払うようにすることで集金の手間を省くことができます。

参加者が集まるか不安

■利用者さんのご家族にも声をかける

平日実施の場合は、ご家族の参加が難しいですが
土日祝に開催すればご家族の参加率が上がります。
ご家族が参加すると、利用者さんの見守りをしてくれる為
同行スタッフの介護負担も軽減できるので、ご家族を含めて参加者を募集すると
いいですよ。

■旅行日の候補を2つあげる

旅行日はこの日!と限定してしまうと、ご家族が予定を調整することが
難しくなります。解決策としては旅行日を2日設けて(例 10/1又は10/8出発)
参加人数が多い日にちで実施するのがおすすめです!

その他 懸念点

■旅行中のケガや体調不良

ご本人は旅行に行きたいですが、ご家族の同意を得ていないと、
何かあった場合の責任は施設側になってしまいます。

ご家族が「旅行に行くことを知らなかった」というトラブルを防ぐためにも
旅行前にご家族に同意を得ることが大切です。
その他には旅行保険に自動加入できるツアーに申込むことで
万が一の事態に備えることができます。

■現地の下見が大変

通常業務の中で、下見に行く事は時間と労力が必要です。
対策としては介護の専門知識を持った旅行会社に依頼することです。
現地のバリアフリー設備を把握したうえで、希望に沿った旅行プランを提案してくれます。

■食事場所の手配

食事場所は、バリアフリー設備があり、食事形態の変更に対応してくれる
お店を探さなければいけません。

介護旅行会社に依頼すれば、食事形態や食物アレルギー情報を基に
対応してくれる店を手配してくれるので、楽で安心です。

旅行を実施する価値

■心の健康を維持

普段は暗い表情の利用者様も旅先では明るい表情をみることができたり
普段は食が細い方も旅行中の食事は、いつもより食べられたり
旅行は心の健康を維持することに繋がっています。

■ADLの維持・向上

外出制限が長く続いた為、利用者さんのADLは以前より低下していたが
旅行という楽しみの中で、ADLの維持・向上ができます。

さいごに

施設内で介護旅行を企画・実施するのは大変ですが、
懸念点を整理していくと、解決できることがほとんどです。

利用者様がお友達・ご家族に旅行の楽しい思い出話をしてくれることで
新規利用者を増やすことにも繋がります。
今後も介護旅行を定期的に実施することで、他社との差別化をしていきます!